かつて「クルマのまち」と呼ばれる前「カイコのまち」だった。本書と本展示は、アーティスト、地域文化研究者、デザイナー、豊田市で活動する団体など、多様な立場から、カイコという生き物、豊田という街、そして懐古の希望に向き合った、リサーチと創作の記録である。
本は現在も販売中:https://contemporaryzoo.stores.jp
----------本の詳細----------
カイコ録 -カイコと懐古の回顧録:豊田の空を飛ぶ方法-
ーーカイコと豊田を懐古しながら記憶をほどく。
捜索と創作はくるくるまわり、いつのまにかまた懐古。
そんな快挙で怪奇なカイコなお話。
かつて「クルマのまち」と呼ばれる前、愛知県豊田市は「カイコのまち」だった。本書は、アーティスト、地域文化研究者、デザイナー、脚本家、社会文化研究者、演出家、構成作家、詩人、そして豊田市で活動する団体など、多様な立場から、カイコという生き物、豊田という街、そして懐古の希望に向き合った、リサーチと創作の記録である。さらに、豊田市に暮らす八名の方々に話を聞いた「カイコなインタビュー」を収録。養蚕に携わっていた人、蚕糸工場の中で育った人、工場で働いていた人、近くに住んでいた人、今もカイコを育てる人。それぞれの個人的な懐古から、かつての豊田の姿と、カイコと人々の関わりが静かに浮かび上がる。
【執筆者】
水田雅也・兒玉真太郎・村上健太・ヤマモトナツキ・旦妃奈乃・水田薫・松尾美江・高梨麻梨香・池田飛鳥・光光機構・小鳥乃子・とよた五行歌サークル・chan・野村拓矢・いなぶシルクつながるプロジェクト・鈴木光泰・光野るな
【目次】
はじめに
アナウンス原稿––––水田雅也
カイコなインタビュー①:杉山允朗
豊田とカイコ
カイコなインタビュー②:矢野泉
回転運動から三河を読み解く––––兒玉真太郎
カイコなインタビュー③:大嶋靖之
prototype 7––––光光機構(山﨑涼光)
人のいない場所に、文字を連れていく––––光光機構(上手勇輝)
餓死するまでの猶予––––高梨麻梨香
カイコなインタビュー④:中根敏夫
空飛ぶ振る舞い––––chan
母の日記:細川ヨシコ––––村上健太
竜乃介について––––旦妃奈乃
蚕活 / セルフライナーノーツ––––ヤマモトナツキ
カイコなインタビュー⑤:山内義計
みんなで養蚕 / 養蚕Q&A––––いなぶシルクつながるプロジェクト
カイコなインタビュー⑥:古橋幹雄
豊田市博物館展示記録
展示に寄せて––––小西恭子
少女 多恵、布守の記録––––松尾美江
息を吐き続ける––––小鳥乃子+水田薫
カイコなインタビュー⑦:山本サナエ・丸山紋子・福田玲子
カイコの懐古 / 九州大学とカイコ研究––––水田雅也
2025年9月28日(日)相応のドーナツ––––池田飛鳥
五行歌––––とよた五行歌サークル
小原和紙懐古録 絡み合うふたつの繊維––––鈴木光泰+光野るな
ヤエクチナシ––––野村拓矢
カイコなインタビュー⑧:伊藤順市
執筆者紹介
【書籍詳細】
書名:カイコ録
副題:カイコと懐古の回顧録:豊田の空を飛ぶ方法
判型:A5
ページ数:208
定価:1980円(税込)
監修・編集:水田雅也
編集・デザイン:兒玉真太郎
編集補佐:山本夏綺、旦妃奈乃
イラスト:水田薫
ロゴタイプ:山﨑涼光
インタビュー:水田雅也
協力:文部科学省主催ナショナルバイオリソースプロジェクト(カイコ)
発行日:2025年11月15日 初版第一刷
発行所:現代動物園
ISBN:978-4-9914531-0-6

