デカスコース準大賞

農村舞台でワヤン・クリ

農村舞台で小原の和紙を使って、インドネシアの伝統芸能で世界遺産にも登録されている影絵芝居<ワヤンクリ>の公演を行います。

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ワヤン2

9月27日(土)に大坂の熊野神社でインドネシアの伝統芸能で世界遺産にも登録されている影絵芝居<ワヤンクリ>の公演が行われます。ダナンと呼ばれる一人の人形遣いが何体もの皮に彫刻をほどこした精巧な人形を操りながら、登場人物それぞれの声を使い分けて物語りを進行していきます。インドネシアでは祭や儀式の時に上演される大衆芸能です。

なぜ小原で、農村舞台でこの影絵をやるのか?
小原の<闇>と鎮守の杜が、この芸能にピッタリの場所だからです。都市は闇と自然を人々の暮らしから追い出し、24時間人工の光りで満ちています。田舎の暮らしは朝、東から太陽が登り始まり、陽が沈めば外での野良仕事は出来ません。新月の夜は真っ暗で、満月の夜の世界は青く月の明かりでくっきりとした影は山道にシルエットを浮かべます。
都市の失った<影>を農村舞台という、その昔人々が集いコミュニティを確かめ合った所で、「影絵」を通して感じ、また人の技とガムラン音楽を通して<闇>を持つ小原暮らしの素晴しさを実感できるでしょう。

今回公演してくれるのは「梅田一座」というグループで、リーダーの梅田さん(浜松文化芸術大学教授)は3年間バリ島に住み現地で影絵を学んだ人です。ですから日本語で物語を進行してくれます。生のガムラン演奏と共におもしろおかしい影絵のパフォーマンスを楽しんで下さい。
その他、豊田の人形劇団『びっくり箱』による<手影絵>のワークショップも開かれます。