おじいちゃんの手を取り散歩する孫娘。
おばあちゃんの手を引いて歩く孫息子。
その姿に親と子という関係とはまた別の惜しみない純粋なつながりを感じます。

そうした一世代あけてつながる祖父母と孫の関係、それは＜未来＞を実感し、 次の時代への想いを託す関係でもあります。
昭和という戦争～戦後復興～高度経済成長～成熟社会という生活文化が めまぐるしく変動した時代、 それを越えて来た昭和世代の祖父母たちの想いを平成時代の孫たちに手渡す 「愛のメッセージ」を未来に手渡したいのです。

今回の企画はそんな想いから生まれ、＜孫たちへのバトン＞というタイトルで 祖父母の皆さんから、孫への手紙、短歌、俳句、詩などをいただき、それを 俳優の山田昌さんによる朗読や市民による合唱で表現することで、より想いをこめたメッセージとして届けたいと思います。